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知の市場の全科目

知の市場開講科目(2024年度)
   2024年度知の市場開講科目一覧(リーフレット)

知の市場開講科目(2023年度)  

          2023年度知の市場開講科目一覧(リーフレット)

各科目のシラバスは以下をご覧ください。
   2024年度関連講座シラバス

    2023年度関連講座シラバス

個別講座概要(2024年度前期)

科目名:職場環境の化学物質リスク管理論1(科目No:GR127)
講師:石井聡子 元化学物質評価研究機構評価事業部 部長
概要:労働安全衛生法関連の化学物質対策は法令の仕組みを大きく変え、事業者によるリスクアセスメントの実施がより一層が重視されることとなった。各事業場は労働災害発生のリスクをアセスメントを行った上で適切な対応をとり、安全性データシート等を通して危険有害性情報を伝達・提供することが一層重要である。また、今までの職場環境における化学物質管理は吸入ばく露に重点が置かれていたが、昨今の事故を教訓に経皮吸収・皮膚障害防止対策が重視されるようになった。
本講座では、上記の化学物質対策の最新動向を踏まえながら、化学物質ばく露から作業者を守るためのリスクアセスメント、情報伝達手段、経皮吸収・皮膚障害防止のための対策方法について概説する。最後には、顕在化した現在の労働環境における化学物質対策の課題の解決方法を論じる予定である。

科目名:においの科学と社会経済産業論(1)(科目No:GR445a)
講師:藤田豊 化学生物総合管理学会会員
概要:梅の香に春を感じ、うなぎ屋の前で漂ってくるにおいに思わず立ち止まってしまったという経験は、誰にでもあるのではないだろうか。現代人が得る情報の大半は視覚と聴覚からだと言われるが、嗅覚も私たちの日常生活の中で不可欠な感覚である。本講座では、まず、においや香りとは何なのか、私たちはどのような仕組みでにおいを感じているのかなどを考える。次に、化粧品やシャンプーあるいは缶コーヒーやカニ蒲鉾の香りのために産業用に創られたにおい物質である香料について、香料の成り立ちから現代の香料産業に至る歴史について解説しつつ、その社会経済的な意味を検証する。
後期には、引き続き「においの化学」や「現代香料産業」について解説を行う予定である。
なお、受講生からの質問を歓迎し、それに応じて講義内容を適宜変更する場合がある。

科目名:比較イノベーション論事例研究(5)(科目No:GR512e)
講師:山口眞人 社会技術革新学会会員
概要:日本企業のイノベーションは高度成長期に大きく花を咲かせたが、1990年代を超えると大きく後退した。中でもITイノベーションでは米国の独走を許し、その遅れは深刻である。そこで、前期は日本の高度成長期のイノベーション原理について考察し、後期は米国が実践したITイノベーションについて具体的に検証する。
この比較検証により、日本におけるイノベーションの活性化の方策を探る。

科目名:社会技術革新学事例研究5(論議の輪)(科目No:GR515e)
講師:増田優 お茶の水女子大学名誉教授
概要:人間は多様な危機(リスク)と機会(チャンス)の中でイノベーションを成し遂げ資源の活用を進め付加価値の維持・増大を図りつつ生活水準や安全保障の向上に努めてきた。しかしながら過去30年間の成長の停滞の過程で人々の所得は増えず貿易収支は赤字に転落し経常収支も急速に悪化するなど、日本は厳しい状況に直面している。
技術革新、人材改新、制度改革、社会変革が相互に影響し合うイノベーションの文理融合的な特徴を踏まえた上で、新たに提起されたイノベーションの階層構造やイノベーションを励起・誘導する需要の階層構造などの概念をも視野に入れながら、下に示す内容に捉われず参加者が提起する多様な論点にも論議の輪を広げつつ、 持続可能な発展に不可欠な諸課題を明らかにし、イノベーションを展開するための方策を論じる。

科目名:規範科学事例研究5(論議の輪)(科目No:GR577e)
講師:増田優 お茶の水女子大学名誉教授
概要:好奇心や欲望に突き動かされ20世紀初頭から知の爆発が始まった。知の暴走を制御し知の創造とともに知の伝搬を促して社会変革へ繋げる社会のための科学(Sciencefor Society)や政策のための科学(Sciencefor Policy)のひとつとして、科学的方法論と知的説得によりリスクの顕在化を未然に防止する規範科学(RegulatoryScience)が提唱されている。規範科学の文理融合的な特徴を踏まえながら、コロナ禍やウクライナ侵略などで顕在化したヒト・生活・経済・社会・国家・地球の安全保障に係る日本や世界の課題を視野に入れながら、下に示す内容に捉われず参加者が提起する多様な論点に論議の輪を広げ、その意味と意義を論ずる。

科目名:持続可能な日本への制度論(5)(科目No:GR578e)
講師:勾坂行男 社会技術革新学会会員
概要:1990年代初めのバブル破裂から現在まで、日本の経済成長は長期に停滞していたが、近年、大企業を中心に業績の回復の兆しがみられた。しかし、消費も投資も伸びず、最大の問題は、賃金の上昇が進まないことである。また、日本型雇用慣行が機能しなくなってきたことから、非正規雇用の拡大や、貧困層の拡大が深刻な問題となってきた。そのため、セイフティネットとしての社会保障制度の重要性が増しているが、現行の制度はその機能を果たしているのだろうか。
社会保障制度の現状と課題を整理し、よりあるべき姿を考察する。

科目名:持続的経済成長論(5)(科目No:GR591e)
講師:井上知行 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
概要:日本経済は過去30年間において、主要先進国に比べても著しく低い成長率が継続している。まず日本経済の低迷状況を把握するために、日本が長きにわたって続けてきた低成長の状況を概観する。次に、日本の長期にわたる経済低迷の原因を探るため、過去30年間の日本経済の変化を供給と需要の両面から分析する。供給面については、潜在成長率の構成要素の推移を追い、変化をもたらした要因を特定する。需要面については、国民経済計算を用いて主要経済主体の変化を調べることにより、日本の需要低迷の原因に迫る。加えて、海外要因についても、財・サービスの輸出入の状況と資金フローや収支状況の変化についても探る。長期経済低迷の原因を明らかにしたところで、日本経済を持続的な経済成長の状態に戻す施策を資金手当ての面も含めて考察する。

科目名:論議の輪(3)(科目No:GR821c)
講師:増田優 お茶の水女子大学名誉教授
概要:千差万別な人々が自由に行き交いながら持てるものを持ち寄り必要なものを求め合うことにより新しい価値を創り出している市場を、老若男女、理系文系、産官学政、地方中央、有職無職、国内海外などなどの諸々の違いと障壁を乗り越えて、今後の社会と世界を先導する知の世界でも実現することを目指す知の市場の理念を体現するべく、 公序良俗に反せず誹謗中傷や布教宣伝に偏しない限り、 誰でもが自由に論じ相互に意見交換しながら自己研鑽できる場として、論議の輪を開設する。全ての参加者は、それぞれ受講者・聞き手であると同時に講師・話してでもあり、 皆、論議の輪の主役である。

科目名:原子力・放射能基礎論C(科目No:VT465c)
開講機関:化学工学会SCE・Net
概要:本講座は原子力利用にまつわる諸課題について受講生と講師とが共に学び、体系的な知識を習得することを目的としている。はじめに、原子力発電のしくみと安全確保の取り組みをとりあげ、次に、放射線による健康影響を考える上で鍵となる、放射線量の計測方法や放射線生物学および放射線防護体系と福島第一原子力発電所の事故によるオンサイト・オフサイトの現状について学ぶ。そして最後に、原子力にまつわる課題である高レベル放射性廃棄物の処分と次世代原子炉として着目されている小型モジュール炉や高温ガス炉や核燃料サイクルの現状と核融合炉の進展について触れる。


レベルの意味
基礎:教養的側面が強い広い内容の科目
中級:方法論を含めて各論的な内容の科目
上級:専門分野のより高い内容、あるいは演習や実習を含めて方法論を自ら運用できるようにする内容の科目

開講科目No.の意味
前のアルファベットは開講機関名を表示する。
後のアルファベットは開催場所の地域名を表示する。
科目の内容を3桁の数字で表示する。
100の位は「分野別科目一覧」の大分類の数字を表示する。
10の位は「分野別科目一覧」の中分類の数字を表示する。
1の位は科目の連番を表示する。
科目No.にa,b,c,dがついている科目は、関連する科目であることを示す。
分野をまたがる科目については、双方の分野に記載。

関連講座の分類の意味
・教養編 :社会人向けに公開しています。
・専門編 :社会人向けに公開しています。
・研修編 :社会人向けに公開しています。
・大学・大学院編:当該大学の正規の学生・大学院生が対象で、社会人向けには公開していません。