知の市場の全科目
知の市場開講科目(2025年度)
2025年度知の市場開講科目一覧(リーフレット)
各科目のシラバスは以下をご覧ください。
2025年度関連講座シラバス
知の市場開講科目(2024年度)
2024年度知の市場開講科目一覧(リーフレット)
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2024年度関連講座シラバス
個別講座概要(2025年度前期)
科目名:現代調理科学入門(科目No:GR435)
講師:石井聡子 NPO日本食育インストラクター
概要:調理科学とは、食品の調理過程で起こる化学的、物理的、生物学的な変化を理解し、この知識を利用して質の高い調理方法を開発するための学問である。
本科目では、健康的で美味しく安全な調理について科学的に理解することを目的とし、科学的な方法を使って料理の質を高めることを目指した新しい考え方や専門的な料理開発に役立つ技術を紹介するとともに、調理科学において重要な役割を担う調理技術、機器の使用、食品の感覚評価、栄養学、食品の安全性評価などについても解説する。初心者でも調理や食品に係る基本から最先端まで日々の食生活に役立つ知識と技術を学ぶことができる。
科目名:社会技術革新学事例研究5(論議の輪)(科目No:GR515e)
講師:増田優 お茶の水女子大学 名誉教授
概要:人間は多様な危機(リスク)と機会(チャンス)の中でイノベーションを成し遂げ資源の活用を進め付加価値の維持・増大を図りつつ生活水準や安全保障の向上に努めてきた。
しかしながら過去30年間の成長の停滞の過程で人々の所得は増えず貿易収支は赤字に転落し経常収支も急速に悪化するなど、日本は厳しい状況に直面している。
技術革新、人材改新、制度改革、社会変革が相互に影響し合うイノベーションの文理融合的な特徴を踏まえた上で、新たに提起されたイノベーションの階層構造やイノベーションを励起・誘導する需要の階層構造などの概念をも視野に入れながら、各講義に示す内容に捉われず参加者が提起する多様な論点にも論議の輪を広げつつ、 持続可能な発展に不可欠な諸課題を明らかにし、イノベーションを展開するための方策を論じる。
科目名:比較イノベーション論事例研究(7)(科目No:GR518g)
講師:山口眞人 社会技術革新学会 会員
概要:日本企業のイノベーションは戦後の高度成長期に大きく花を咲かせ、日本の製造業、流通業および国際貿易を活性化し日本を世界第2位の経済力を持つ国に押し上げた。
しかし、1990年以降はITイノベーションでは米国の独走を許し、日本のイノベーションは30年以上停滞した。
そこで、前期は日本の高度成長期のイノベーション原理について考察し、後期は米国が実践したITイノベーション原理について考察する。
この比較検証により、日本におけるイノベーション活性化の方策を探る。
科目名:規範科学事例研究5(論議の輪)(科目No:GR577e)
講師:増田優 お茶の水女子大学 名誉教授
概要:好奇心や欲望に突き動かされ20世紀初頭から知の爆発が始まった。知の暴走を制御し知の創造とともに知の伝搬を促して社会変革へ繋げる社会のための科学(Sciencefor Society)や政策のための科学(Science for Policy)のひとつとして、科学的方法論と知的説得によりリスクの顕在化を未然に防止する規範科学(RegulatoryScience)が提唱されている。
規範科学の文理融合的な特徴を踏まえながら、コロナ禍やウクライナ侵略などで顕在化したヒト・生活・経済・社会・国家・地球の安全保障に係る日本や世界の課題を視野に入れながら、各講義に示す内容に捉われず参加者が提起する多様な論点に論議の輪を広げ、その意味と意義を論ずる。
科目名:持続可能な日本への制度論(7)(科目No:GR578g)
講師:勾坂行男 社会技術革新学会会員
概要:近年、大企業の業績は回復も国内投資は進まず、家計の消費も伸びていない。実質賃金は減少しており、賃金上昇が物価の上昇に追いついていないのが現状である。
アベノミクスの鍵であった成長戦略は、紙面上の企画・戦略策定に終始し、キシダノミクスにおいても、具体的な需要の創出はできていない。
これは、日本の将来の方向性を見極め、投資を実行するという政府の役割が果たせていないことに問題の所在があると考えられる。
国家として需要を創出する仕組みを日本の経営から考察し、どうあるべきかの提案に繋げる。
科目名:持続的経済成長論(7)(科目No:GR591g)
講師:井上知行 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
概要:「安全」かつ「快適」な日本を創り持続させるためにはどうすればよいのだろうか。
まず、日本のおかれた「安全」と「快適」を巡る内外の環境を把握することにより、理念を達成するための経済的目標をどこに置けばよいかを考える。
次に、家計、企業、政府という経済主体の持つ需要と供給および分配という経済的側面から課題を把握し、その解決策を探る。
更に、資本面から解決策実行の可能性および持続性をどのように支えるかを考察する。
人口減少時代という環境下で、その脅威を抑制しつつ機会に目を向けて、掲げた理念を実現するために、適切な経済的目標を設定し、その実行計画を立案し、資本面から計画実行可能性を確認する。
科目名:論議の輪(5)(科目No:GR821e)
講師:増田優 お茶の水女子大学 名誉教授
概要:千差万別な人々が自由に行き交いながら持てるものを持ち寄り必要なものを求め合うことにより新しい価値を創り出している市場を、老若男女、理系文系、産官学政、地方中央、有職無職、国内海外などなどの諸々の違いと障壁を乗り越えて、今後の社会と世界を先導する知の世界でも実現することを目指す知の市場の理念を体現するべく、公序良俗に反せず誹謗中傷や布教宣伝に偏しない限り、誰でもが自由に論じ相互に意見交換しながら自己研鑽できる場として、論議の輪を開設する。
全ての参加者は、それぞれ受講者・聞き手であると同時に講師・話し手でもあり、皆、論議の輪の主役である。
注
レベルの意味
基礎:教養的側面が強い広い内容の科目
中級:方法論を含めて各論的な内容の科目
上級:専門分野のより高い内容、あるいは演習や実習を含めて方法論を自ら運用できるようにする内容の科目
開講科目No.の意味
前のアルファベットは開講機関名を表示する。
後のアルファベットは開催場所の地域名を表示する。
科目の内容を3桁の数字で表示する。
100の位は「分野別科目一覧」の大分類の数字を表示する。
10の位は「分野別科目一覧」の中分類の数字を表示する。
1の位は科目の連番を表示する。
科目No.にa,b,c,dがついている科目は、関連する科目であることを示す。
分野をまたがる科目については、双方の分野に記載。
関連講座の分類の意味
・教養編 :社会人向けに公開しています。
・専門編 :社会人向けに公開しています。
・研修編 :社会人向けに公開しています。
・大学・大学院編:当該大学の正規の学生・大学院生が対象で、社会人向けには公開していません。